サイバーパンク2077のエンディング分岐条件の解説です。大まかに分けると5つのルートになり、クリアしているサイドジョブによって分岐の種類が変化しています。エンディングの感想も添えて紹介いたします。
※エンディングのネタバレを含みます。閲覧にはご注意ください
エンディング分岐解説
基本的にエンディングの分岐となるポイントは、メインストーリー「夜想曲第15番 OP.55-1」の後半でのジョニーとの会話です。前半部でのハナコとの会話は影響しないので、どれを選んでも大丈夫。
影響する選択肢
- リスキーだけどアラサカの話に賭けてみる
- パナムに協力を頼む
- あんたとローグに任せる
ここでの選択肢でエンディングが分岐。この後詳しく解説していきます。
悪魔エンディング
「リスキーだけどアラサカの話に賭けてみる」を選ぶと、タケムラと協力してヨリノブの罪を白日の下に晒すルートに。サイドジョブを一切やってない人は、このルートになると思う。
このルートの最後では、主人公はコンストラクトとして命を長らえるか、地球に戻り残り3か月の余生を過ごすかの選択に迫られる。余生を選んだルートを選んでも、宇宙ステーションから戻るところで終了になりそれ以上プレイできないのでどちらを選んでも問題ない。
クリアすると「悪魔」の実績を獲得。
※過去のストーリーでタケムラを救出していない場合は、悪魔の実績がとれないようです。
星エンディング
「パナムに協力を頼む」を選ぶと突入するルート。パナムをはじめとしてアルデカルドスに協力を仰ぎ、アラサカタワーに突撃するのがこのルートです。このルートに行くためにはパナム関連のサイドジョブ「ハイウェイの女王」までクリアしておく必要がある。
クリア後は主人公の体からジョニーが削除され、アルデカルドスの一員として残りの人生を過ごすこととなる(余命は約半年)。
クリアすると「星」の実績が獲得できる。
※終盤の選択肢で「わずかでも残された時間を生きたい」を選び、泉に入り自分の肉体に戻る事。
太陽エンディング
「あんたとローグに任せる」を選ぶと発展するルート。この時に、主人公の体の主導権をジョニーに譲りローグに協力を仰いでアラサカタワーに突入する事となります。このルートを選ぶには、ローグ関連のサイドジョブ「焼けつくような愛」をクリアしておく必要がある。
クリア後には、主人公は富と名声を手に入れアフターライフでボスとして活躍していくこととなる。ただし、このルートでも余命は約半年。最後は、宇宙空間での仕事の依頼中にエンディング画面になる。
クリアすると「太陽」の実績を獲得。
※終盤の選択肢で「俺がオルトと行く。お前は生きろ」を選ぶ事。
節制エンディング
主人公がコンストラクトとしてサイバー空間で生存し、ジョニーに肉体を明け渡すことを選ぶと節制のルートとなる。
このルートに行くには
- 星(パナム)ルートで「体はジョニーのもの。あたしが行く」を選択
- 太陽(ローグ)ルートで「俺は生きたい」を選択
のどちらかで行くことができる。神輿にアクセスした後にジョニーに肉体を明け渡すような選択をした場合が節制ルート。以後は、Vの肉体でジョニーが生きていくこととなり、ジョニーがナイトシティから離れるところでエンディング画面へ…。
クリアすると「節制」の実績を獲得。
自殺エンディング
ジョニーの「本当にいいんだな?引き返すことはできないぞ?」に対し「このまま全てを忘れるのもいい」→「[薬を捨てる]それでいい」を選択。
そのまま、主人公は屋上で椅子に座りながら銃の引き金を引き自殺する事となる…。
隠しエンディング
メインメニューを開いて真ん中(ジョニーとの関係)が70%あると行ける隠しルート。ローグ、ケリー、パナムのサイドジョブを全てクリアしても70%ない人は、下記の記事を参考に。
エンディングの分岐選択肢の時に、何も操作せずに数分放置するとジョニーが再度話しかけてくる。この後は、単身アラサカタワーに乗り込むことになるので難易度が高い。死ぬと即バッドエンディングになってしまうので、キャラを強化してから挑戦するとよい。
各エンディングの個人的感想
※ここから個人的な主観的感想です。
まず全体を通じて率直に思ったのが
「ハッピーエンドはどれなの?」
ってこと。
わたしの場合、最初に選んだルートが自殺エンディングで思わずモニターの前で(´・ω・)風に真顔になってましたw まあ「ああ、これはBADエンディングなんだな」と思って、期待しながらそれ以外のエンディングも見たのですが…。う~ん…。
結局、どのルートを選んでも主人公の最大余命は約半年であり、生きる事を目標としてきた主人公にとってハッピーエンドとなるルートがないように思えた。エンディングでも主人公が言っていましたが
「そうじゃなく…みんな幸せになれる…ハッピーエンドはないわけ?」
まさにこの気持ちだったわけです。
ここからは結果論にはなりますが、主人公の余命が頑張っても半年と考えると各エンディングで思うことも変わってきますね。
悪魔エンディング
悪魔エンディングの最後は、サブロウがヨリノブの体を使って復活を果たすというもの。サブロウは不老不死を手にし、その技術によって更にアラサカは潤い名実ともに帝国として君臨することとなる。
富裕層はアラサカの不老不死技術を頼りとし、結果としてアラサカの政治的・経済的な支配力が強まるであろうことは容易に想像できる。アラサカはジョニーにとっては50年前からの因縁のある相手だし、主人公にとってはジャッキーの命を奪った憎き存在だし(盗みに入ったお前らが悪いとも言えるが…)、アラサカの繁栄は主人公・ジョニーの双方にとっても不本意な結果でしょう。
富裕層は永遠の命を手にいれ、それ以外の層は支配・搾取されるだけの世界。想像しただけで寒気がしますね。
星エンディング
パナムと協力してアラサカに挑むエンディング。仲間と協力をして悪の親玉を倒すという展開はゲームのストーリーの王道で、このルートはしっくりくる人も多いのではないかな。
ただ、このルートではアダム・スマッシャーによりソウルが犠牲に…。道中でもアルデカルドスのメンバーが犠牲となり、全員生存ハッピーエンドとはいかないようです。
ここでも主人公の余命は半年だしな…
このアラサカ・タワーでの戦いにより、アラサカは経済的にも大きなダメージを受けることになります。サブロウも復活しないですし、「アラサカ=敵」と考えるなら悪くない展開だと思っている。
そして、最後はパナムと共にナイトシティを離れ旅に出る。男性主人公の場合は、パナムと恋人関係なわけで、ハッピーエンドに一番近いのはこのエンディングかなと思う。
太陽エンディング
ローグとジョニーでアラサカとの闘いに終止符を打つのがこのルート。最後に主人公の出番がない(肉体はあるけど…)のは、賛否両論ありそうだけど個人的にはこのエンディングが好き。
星エンディングが主人公サイドでのハッピーエンドとしたら、太陽エンディングはジョニーサイドでのハッピーエンドだと思っている。
ローグは家庭を持っている(最中に息子がいる事が判明)が、それでも50年経ってもなおジョニーの事が好きなのが伝わってくるエンディング。そして、ジョニーの為に自分の為に因縁の宿敵アラサカにケリをつけに行くわけですが…
ここではローグがアダム・スマッシャーの犠牲に…。
このシーンでは思わず声が出てしまいました
太陽エンディングでジョニーはオルトともにサイバー空間にとどまる事を選択する。アラサカ、アダム・スマッシャーへの復讐も果たし、そして最後にはかつての恋人と一緒にサイバー空間へ。ジョニー視点では、ある意味いい終わり方だったのかもしれません。
節制エンディング
主人公がジョニーへ肉体を明け渡し、ジョニーのその後が少し描かれるのが節制エンディングです。
ジョニーは同じアパートに住んでいる青年にギターをプレゼントし、ナイトシティを去っていきます。ただ、なんかその描写が寂しそうだったんですよね。最初は、主人公の肉体を欲していたジョニーでしたが、最終的に自分が残る結果は不本意だったのかなと。
星(パナム)ルートから節制に行った場合も、ローグのお墓にいく展開になるしよくわからないエンディングでしたね(で、エンドロールでローグからメッセージがくるという謎…)。
自殺エンディング
自らの命を絶って全てを終わらせるのが自殺エンディングです。
これは結果論になるんですけど「犠牲者が最も少ないのがこのエンディング」なんですよね。他のルートを選ぶと、ソウルやアルデカルドス、ローグそしてアラサカ側にも犠牲者が大量に出ます。
そして、このエンディングの最中に主人公が「他の方法を選べば人が死ぬ」と言っていますし、結果として、半年しか生きられないのであれば、このルートもありなのかなと。
まあ、今までやってきたことは何なんだってなるけどね
最後に
「半年ではなく普通に生きられるようになる世界線のエンディングも欲しかった」
というのが率直な感想です。
頑張った挙句に半年って…。今までやってきたのは何だったのか考えてしまいますね。「生きる」ということを主に考えれば全部バッドエンディングになってしまいますから。
あとエンディングとは関係ないですが、ジャッキーやエヴリンが生きている世界線も欲しかった。結局、【Relic】強奪に関わった人はほぼ死んでいる(主人公余命半年、ジュディだけ生存?)。エンディングまでやったけど、主人公側に救いがないんですよなぁ。
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